葬儀後

葬儀が終わった後も、事務引き継ぎや挨拶回り、四十九日など、ご遺族にはすべきことがたくさんあります。
故人が安心して眠ることができるよう、葬儀後の作法についても知っておきましょう。
葬儀後について解説いたします。
  • 事務引き継ぎ
  • 小祭壇について
  • 御霊供膳について
  • 挨拶回り
  • お支払い
  • 法要の服装
  • 初七日の法要
  • 法要を構成する3つの要素
  • 忌明けまでにしておくこと
  • 納骨と埋葬
  • 四十九日から一周忌・遺族側の心得
  • 四十九日から初盆の供養
  • 巳午(みんま)
  • 一周忌・年忌法要
  • 故人の諸整理
  • 葬儀後の手続き

事務引き継ぎ

火葬を終え、葬儀が一段落したところで、喪主はその日のうちに世話役から事務の引き継ぎを受けます。
世話役から引き継ぐ事務の内容は、

  • 会葬者名簿
  • 供物や香典の控え
  • 弔電、弔文のつづり
  • 会計の清算
  • 立替金の返済

などです。
また、弔問客について、遺族が気がつかなかった心づかいなども世話役から聞いておき、挨拶回りの際にお礼を述べるようにします。

御葬儀費用
芳名録をExcelファイルでご用意しております。御香典の整理、香典返しの整理等にお使いください。
ファイルをパソコンにダウンロード後、そのファイルをダブルクリックすると、自動的に解凍されます。

小祭壇について

  • 御遺骨がある場合には、上段に安置します。
  • 中段は写真と御灯明(常灯)を、置きます。
  • 下段に、位牌と御霊供膳を、置きます。
    (御遺骨が無い場合には、上段に写真。中段に位牌、御灯明。下段に御霊供膳でもかまいません。)
  • 経机(前机)には、右にろうそく、左に樒、中央に線香立てを置きます。
  • 回転灯、蓮花(浄華蓮)は、電気を消してもかまいませんが、お参りをするときや、お客様がこられる時は、つけておきましょう。
小祭壇

御霊供膳について

御霊供膳

別名、九重椀(フタを含めて9枚)ともいい、亡くなられたほとけ様に供える精進料理の什器です。
お供えは生きている人に給仕すると同じように、毎日欠かさず致したいものです。

御霊供膳
お椀の名称と料理
(1) 飯椀 御飯
(2) 汁椀 お吸い物・みそ汁
(3) 高皿 漬物
(4) ツボ椀 煮物・ゴマあえ
(5) 平椀 煮込み物
  • 御霊供膳は、毎朝取り替えましょう。
  • お供えする時には、御箸を祭壇向きにお供えします。(宗派によって、まつり方が違いますので、詳しくは菩提寺にお尋ねください)

挨拶回り

直接あいさつに伺わなければならないところは、

  • 葬儀委員長、恩人
  • 社会的地位の高い人に会葬いただいた場合
  • 葬儀の際、特別お世話になった方々

それ以外の一般会葬者は、会葬礼状をもってあいさつをすませます。

葬儀直後の挨拶回りは、なるべく喪服を着用したほうがいいでしょう。2~3日してからの場合は、地味な平服であいさつに伺うようにします。

挨拶回りの際の言葉

目上の人に対して

「お忙しい中をご会葬くださいまして、本当にありがとうございました。○○様にお別れをしていただきまして、故人もさぞ満足だったことと存じます。」

葬儀で世話になった
人に対して

「昨日はいろいろお世話になり、本当にありがとうございました。おかげさまで、とどこおりなく葬儀をすませることができました。」

※挨拶回りの場合には、手土産を持っていく必要はありません。

お支払い

  • 葬儀社へのお支払いは、葬儀後2、3日すると請求書が届きます。初七日までに支払いを済ませるのが一般的です。
  • 葬儀にかかわる費用は相続税の控除対象になります。いずれの場合も必ず領収書を受け取るようにしましょう。

法要の服装

  • 法要の場合、一周忌までは男女ともに喪服を着るのが普通です。女性の場合、もし和装なら、地味な色無地の一つ紋の着物に黒の帯で、付属品も黒にします。
  • 三回忌くらいになると、地味な服装にします。
  • 松山地方の慣習である新仏のための正月【巳午(みんま)】には、洋装の喪服か地味な服装で臨みましょう。

初七日の法要

  • 近親者、親族、親しい友人、知人、葬儀の時に世話になった人を招きます。
  • 僧侶にお経をあげてもらい、その後に一同にお菓子や料理でもてなします。
  • 死亡した日から数えて7日目が初七日忌です。死亡した日から数えて7日目というのは、葬儀から3、4日後ということになり、遠方に住む近親者の便宜を図るため、葬儀当日の忌上(還骨)法要の際に併せて行う(付け七日)ことが多くなりました。
    忌上・・・松山地方ではお骨上げの法要の意味で使われることが多いです。一般的に特に関西地方では三十三回忌や五十回忌を意味します。
挨拶回りの際の言葉

1

関係の深い人から前に座るのが基本ですが、葬儀のときとは違い、それほど厳密にする必要はありません。喪主・遺族・親族・友人・知人の順。

2

喪主から順に焼香します。

3

斎食の席順は、まず僧侶、故人と親しかった順に、年齢なども考慮して上座から座るようにするといいでしょう。施主は下座です。

法要を構成する3つの要素

追善供養
死者が無事に浄土(極楽)へ往生して幸せになれるよう、生きている人が善事を行い、死者を助けるための供養。 供養には、仏前に供物を供え、僧侶を呼んで読経してもらい、参会者が焼香、礼拝します。
墓参
焼香後に参会者全員でお墓参りに行く。合掌礼拝し、お墓を清め、花や焼香を供え、僧侶が同行した場合は読経をお願いします。
斎食
墓前での供養を終えた後、僧侶や参会者にふるまわれる食事のこと。法要参会者が、故人の思い出を語り、歓談する場です。宴席の初めに遺族代表が故人のために集まってくれた方々に厚くお礼をのべ、会食していただくよう、あいさつします。